平成 年 月 日 殿 弁護士報酬説明書 この説明書は、依頼事件に関して、貴殿に弁護士報酬についての概略を知っていただくために作成したものです。 ☆ タイムチャージ方式は、弁護士費用につき、各ご依頼事件ごとに、着手金、報酬金を定める方式とは異なり、あらかじめ1時間あたりの弁護士費用を定める「時間報酬制」のことです。通常の事件依頼の場合のみならず、契約書の作成とチェック、継続的な法律相談などで、定める場合があります。 時間報酬制による場合は、弁護士の1時間当たりの費用は、弁護士ごと、案件ごとに異なります。当事務所では、1時間あたり税別1万5000円から8万円の範囲内で時間報酬制を定めています。 なおタイムチャージ方式においては、あらかじめ、案件ごとに、その総額に上限(キャップ)を設定することもあります。また事案の難度、重大性、特殊性、新規性等の観点から、通常の着手金・報酬金方式と組み合わせることもあります。 ☆ 保証金(デポジット)は、あらかじめ定めた金額を弁護士に預けていただくことで、弁護士費用を、原則として毎月ないし一定期間ごとに集計し、保証金と相殺する形で、請求させていただくことになります。 ☆ 実費は、収入印紙代、郵便切手代、謄写料(コピー代)、通信費、交通費、宿泊料などに充当するものです。その他に、保証金、保管金、供託金、保釈金などに充てるためにお預かりする金額もあります。これらは、原則として、ご依頼時に前もって予想額をお預かりしますが、支出ごとにお支払いいただく場合もあります。 ☆ 保証金と実費は、原則として預り金として処理し、事件終了時に余剰があれば返還し、また不足が生じた時は、弁護士は、その都度依頼者に相当額の追加を請求することになります。 ☆ 日当は、弁護士がその仕事のために遠方に出張しなければならない場合などにお支払いいただくものです。 ☆ 協議のうえ決定した弁護士の報酬については、お預かりしている金銭(実費預り金、仮差押・仮処分保証金、供託金、相手方からの支払金、保釈返還金など)と相殺させていただく場合もありますのでご了承下さい。 |
20070502